絶対再発したくないマン【入院ログ】

絶対再発したくないマン【入院ログ】

無事?退院できたので手術の出来事や入院中の事をここに記しておきます。退院しても絶賛激痛で絶対再発したくないマンなので、これを定期的に見返して自分の律するぞ。

入院前日から手術まで

入院前日。21:00から水・お茶のみで絶食。22:00に下剤を飲んでくださいとの事で、あり得ない量の白い粉と薬っぽい液体を20滴飲み干しました。500mlで溶かしても足りなかったので普通に1リットルぐらいの下剤を一気飲み。「これ下剤じゃなくても腹壊すのでは?」と思ったけど、意外にいけた。

23:00。突然腹が「グルルルル…」と盛大に鳴り出し、そこからトイレ地獄。寝るまでに4回、就寝中も「ッッッ!?」と起きてトイレすること3回、起床して子どもを送るまでに2回ほどトイレに駆け込みます。下剤、しゅごい…。朝起きてからのトイレは出てるのか出てないのか分からないくらいの液体でした。

10:30に病院へ。受付をスマートに済まして大腸検査へ。担当医はなぜ検査をしに来たのか知らされてないっぽく、「ポリープとかはないですね…、痔かな?いやー、見事にからっぽだね!」とか言ってました。ほのぼの検査を終えて、病室へ案内されると、手術はおそらく15:00ぐらいになるだろうとの事。今は12:00。この地獄の待ち時間になにをすれば…?

ここから3泊4日を過ごすので住環境を整えようと思い、まずはwifiに繋ごうとしてもネットが生きてない…。ベッドが寝返りがギリうてない広さのため、周りになにも置けない…。頭の中心真上にコンセント位置、これは出張でかなりのホテルに泊まってきたであろう自分史上最悪の場所にある…。「まぁ3泊4日ぐらいなら持ってきた小説と携帯でどうにか過ごせるか。」なんて思った僕がバカでした。まさかあんなことになるなんて。

 

そんなこんなで呼ばれて手術室へ。今回は下半身麻酔だったので、脊髄に一発。「これが噂の…」なんてビビッてましたが、意外に痛みは少なかったです。そこからうつ伏せになり、足だけ少し上にあげられました。そういえばあのデモゴルゴンみたいな照明器具を見たときはテンション上がりました。

デモゴルゴンみたいな照明

下半身麻酔ってことは意識はずっとあるんです。術中、カチャカチャ…みたな音がずっと聞こえてるんですが、途中からすごい内臓に圧迫感を感じて、「何をしてるんだろう…痛い!圧迫感が痛い!」と思ったら手術の音が止んで、「止まらん!」と大声をあげる担当医。どうやら人より血が止まりづらい体質らしく、ずっと4人の医者が代わる代わる抑える時間になってるっぽい。結果、30分程度で終わるはずだった手術が2時間かかり、終了。1時間半くらいは血を止めるためだけの時間だったらしい。
途中、「こりゃ止まらんわwww一週間は入院じゃな。」と笑いながら担当医。いや、wwwじゃないわ!〇すぞ!と思ったけど、生殺与奪権はあちらにある…と思い直し、「調整します。」とだけ回答。

 

明るかった外も手術後は暗くなり、下半身が動かないためそのままベッドへ。「一体どうなるんや…」と頭の中がグワングワンしながら、寝たり起きたりを繰り返してそのまま意識喪失。

2日目~退院まで

2日目。点滴繋いで一日中ベッドで過ごす。小説を読んだり、携帯を見たりするも疲れなのかすぐに寝落ちしてしまう。この日なにしたか全然記憶にない。看護師から「下半身麻酔の副作用がでるから、文字を読んだり、集中したりしないように。」と言われたけど、暇すぎて「ダンジョン飯」を1巻から読み直す。

 

3日目。次第にいつものテンションに戻ってきたので、「ダンジョン飯」を一気読み。やっぱり良い作品だ。夜の食事には重湯が出てくるらしいので、上半身を起こしてみる。途端に今まで味わったことないくらいの鈍痛が頭にくる。これが副作用らしく、「寝てると来ない・起き上がった時だけ来る」怠惰の極みみたいな症状らしい。しかも1週間程度続くとのこと。起き上がるのが面倒になったので、気になっていた「ケントゥリア」をkindleで購入して一気読み。重湯はどうにか食べれた。痛み止めを飲んで就寝。

 

4日目。重湯を食べたせいか、ついに便意が戻ってくる。しかし、お尻は激痛。痛み止めがないと踏ん張りもできないので、トイレに座り垂れ流す。ナプキンが血まみれになる。4日目も重湯と点滴のみ。頭痛がすごいと相談すると、頭痛用の痛み止めをもらえた。早くくれよな…。「FX戦士くるみちゃん」を購入して一気読み。それと持参していた古川日出男の長編「サウンドトラック」を少し読み進める。

 

5日目からは朝から昼まで点滴。それ以降はなにもなかったので、喫煙が可能になる。「吸うなよ…」と思われるかもしれませんが、マジで本当になにもすることがないのでこれだけが唯一の時間つぶしなんです。ごはんが五分粥と1~2品までもどる。いきなり大丈夫?と思ったけど、痛み止めさえ飲めばトイレも普通にできる。ナプキンはまだ血まみれで1日に5個は使う。「魔女と傭兵」を購入して一気読み。マジで漫画買いすぎだな…。

 

6日目。点滴がなくなる。フリーダム。手に点滴針がない生活の素晴らしいこと。いちいち引っかかることを気にしなくていい。寝転んだ時に手の位置を気にしなくていい。ごはんも七分粥と1~2品。たまにデザートもついてくる。回診のときに入れる痛み止めだけが本当に痛くて憂鬱になる。「オーバーロード」を読み直す。サウンドトラックは5分の1まで読めたところで、「これ昔読んでないか…?」という疑問が浮かぶが気のせいにする。

 

7日目。午前の回診後、退院になる。が…、まだ激痛がするし、血もどんどん出ている。「これ…大丈夫なの…?」状態だけど、看護師さんは普通なので、これが痔の退院のタイミングなんだなと思い帰宅。病院を出る前に頭痛止めは飲んだので車の運転もなんなくできた。

まとめ

  • 手術の前後は予定をガッツリ入れない方が良い
  • 思っている3倍は時間つぶしの手段を確保しておくこと
  • 家に帰ってからの不安感は残るので痛み止めや薬は1.5倍貰っておくこと
  • できるだけ喫煙はしない方がいい。
  • 下半身麻酔後は安静にしておくこと。できればずっと寝る方がいい。
    • 上記2つが副作用の原因と推測
  • ナプキンは意外に量がないので、しっかり買っておくこと。
  • ナプキンとトランクスの相性が最悪なので、ピチピチ系のボクサーパンツが良い。
  • 痔は飲み薬で治せる段階が存在するので、その時に根治までもっていくこと。
    • 術後が大変。しかも1ヵ月~4か月はかかるらしい。
  • 病院内のネット環境は事前確認したほうがいい。

といった感じで全然痛いです。痛くてトイレに行きたくないので食事が嫌になるレベル。

 

皆さんも健康でいてください。健康が一番。