【読了】「嫌われる勇気」を読んでみて。
- 2025.03.25
- 本・漫画

自身の活字ブームがまだまだ続きそうなので、自己啓発?みたいな本でも読んでみるかと思い、購入。
以前までは自己啓発系の本を毛嫌いしてました。なぜならそういった本を読む人は、俗にいう意識高い系の人っていうイメージが先行していたからです。意識高いのは結構なことなんですが、こっちが聞いてもないのにガンガン勧めてきたり、距離感がバグっている人が多いので苦手でした。完全な偏見です。
そんな中、読んでみたんですが結論から言うと読んでよかった。肩の荷が下りた感覚というか、少しクリアになった気がします。備忘録。
要約
内容はアドラー心理学を実践している哲学者と悩める青年の2人が対話するという、会話を書き起こしたような内容になってます。なので形式ばってない分スラスラと読みやすい。あくまで会話なので1つの項目は短くシンプルにまとめられています。
本書の初めに触れられる「目的論」。「人生は原因ではなく、目的によって決まる」、つまり目的が先にあってそれによって意思決定や行動を決定しているという考え方。例えば、「過去のトラウマによって人と関わるのが不得意になった」ではなく、「人と関わらないことによるメリットが大きいから関わらない」など。本書の青年も怒りながら哲学者に詰め寄りますが、アドラー的にはそうは考えないとの事。
「アドラーが考えるからこう!」っていうのはちょっと強引じゃないか?と思ったけど、別の意味では「過去は人生を決定しない。今この瞬間の判断・行動が人生を決める」といった非常にポジティブな意味合いで扱っていたので好印象。考え方・行動で人生は変わるという、ジャンプの主人公みたいな考え方で、とても好きだなと思った。
次に「すべての悩みは対人関係の悩み」と言い切り、その理由を淡々と青年に説明。その中で「課題の分離」について触れていました。これは自分の中でとても腑に落ちた。「他人の意思決定したことや行動は他人の課題」であって自分が介入するべきではないというもの。
先ほどの目的論と合わせて考えると、他人の視線を気にする行為は、他人の行動に介入することだからストップする(そう簡単にやめれないけど、やめれたら相当楽そう)。承認されるために行動するよりも、自分がしたいから行動するに切り替える。ここは同意するけど、実際に実行するのが難しそう。本書で青年も言ってました。それができたらどんなに楽か…。
そして本タイトルでもある「嫌われる勇気」。自由とは「嫌われる勇気」を持つことが必要で、他人の評価に振り回されることなく、自分の人生を生きること。
他人の行動に介入するべきでもないなら、自分の道を信じて歩むことぐらいしかできない、という重要な部分を外堀から埋めていく形で本書を進んでいました。ここまで腑に落ちた!また、「人生に意味はなく、自分で意味を与えること」などジャンプ漫画を網羅できそうなくらい金言がたくさんあります。
感想
やっぱり自己啓発本に出てくる「幸せ」って言葉は少し信用ができないけど、「自分の人生を生きれるのは自分だけ」という考えをここまで徹底的に考え抜かれた本(=アドラー心理学)に出会えたのは1つの幸せだったかもしれません。いろいろ対人関係で摩耗している人にはぜひとも読んでほしいけど、悩みすぎている人には届けるのが難しい本だな、と感じました。
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