初心者から上級者まで読んで損はない良本「プリズナー・トレーニング」を読んだ【筋トレ】

初心者から上級者まで読んで損はない良本「プリズナー・トレーニング」を読んだ【筋トレ】

1か月に1回報告している「休肝&運動 経過報告」が全く成果を上げてないので、「どうせなら並行してマッチョを目指せばいいのでは?」と思い立ち、筋トレも日常に取り込んでいこうと決心。

情報収集を主にyoutubeとインスタグラムでしていたんですが、そういえば基本の基本も知らないことに気づいたので、書籍でも読んでみようと購入したのがタイトルにもある「プリズナー・トレーニング 圧倒的な強さを手に入れる究極の自重筋トレ」。2017年に発行なので、ネットで調べたら要約などいくらでもでてきますので、自分のために備忘録を残します。

プリズナートレーニングとは

囚人たちが監獄の中で鍛えるにあたって、適切な器具やプロテインなどに頼らず最強の体を手に入れるためのトレーニング。これがないと監獄内で地位を獲得できないため、監獄生活をサバイブする上で必須らしい。

筋トレ方法

  • 全身を「胸」「脚」「背中」「腹筋」「脊柱」「肩」の6つの系統に分ける。
  • 各部位を鍛えるための難易度を10ステップに段階分け。
  • 6種類の出来るステップからクリアしていく。

ざっくり本書の流れ

まず前半は、プリズナートレーニングの生い立ちから始まり、適宜でジムトレーニングやプロテイン、ステロイド剤を完膚なきまでに批判し、「なぜ体を鍛えるのか?」に対して筆者なりの意見を述べています。
この主張が自重トレーニングの必要性にリンクしているんですが、「体を可能な限り自然な重さ(=自重)で鍛えることで、それに伴う筋肉・関節・腱なども合わせて強化」していき、「野生動物のようなしなやかで強靭な肉体を目指している」らしいです。

後半は6種類の部位を1つ1つ「何に使われる筋肉か」「なぜこの部位が大事なのか」などを丁寧に説明。そののちに10ステップ+αのトレーニング種目を写真付きで紹介しています。

読んでみて

タイトルにもありますが、あくまで自重トレーニーのための本です。ボディビルダーのようにパンパンに肥大した筋肉が欲しい人には本書は向いていないと思います。多分4ページ目くらいで破きたくなると思うし、表紙に騙されたってなると思う。

また自重トレーニングであっても筋肉肥大が目的ではありません。あくまで器械体操選手のような柔らかい筋肉、故障しない体作りを目指す人用に作られています。

ステップ1もそれを意識しているのか、初めて運動した人や故障からリハビリへ移行する人用の非常に難易度の低いものになっています。おそらく普通に過ごしていても各部位ステップ2~3はクリアできると思います。

ただ最終レベルは人間に到達可能なのか?という難易度です。ぼくは1回もチャレンジする気すら起きませんでした。(本書の中の写真に写っている外国人はできている)

あと背筋だけは懸垂必須になるので、ちかくに公園などない人は懸垂マシンや懸垂バーが必要になります。

 

ちなみ少しやってみましたが、レベル2~3あたりからキツくなってきます。

 

あと表紙はかの有名な「刃牙シリーズ」の「ビスケット・オリバ」で、本書に一番相応しくない人物です。

初心者から上級者まで読んで損はない良本「プリズナー・トレーニング 圧倒的な強さを手に入れる究極の自重筋トレ」

あとは実践あるのみです。これでぼくも故障しない鋼の肉体を手に入れれるかと思うと胸筋がムズムズしますね。ちなみに近くに公園がないので懸垂バー買いました。奥さんに怒られないか心配です。