「リーダーの仮面」を読んでみて思ったこととか

「リーダーの仮面」を読んでみて思ったこととか

活字ブームが自分の中に沸々と起きていることを実感しながらも、出張へ持っていく本をすっかり忘れたので、伊丹空港の国内線の検査口の真ん前にある「HMV&BOOKS SPOT」へ。

ここは出発までの時間つぶしに結構よくて(品揃えは少ないけど)、今回も「機内で読めそうな本ないかな…」と立ち寄り。なんとなく『今の自分に必要なのかも…?」と思って購入したのが安藤広大著の「リーダーの仮面 「いちプレーヤー」から「マネジャー」に頭を切り替える思考法」でした。結構よかったので備忘録がてら。

要約

株式会社識学の代表取締役社長・安藤広大氏の作品で、プレイヤーからマネージャーになった人に対して書いてあります。なんとなくネタバレを含んだ重要そうなものを箇条書きでピックアップ

  • プレイヤーとマネージャーでは仕事内容が変化する
  • ダメなマネジメント方
    • 背中を見て育てるタイプ
    • 必要以上にお世話焼き
  • 良いマネジメント方法(著者が提唱する『識学』に則った方法)
    • ルールを徹底する(誰が、何を、いつまでに)
    • そのルールの見直し(平等なルール作り)
    • ピラミッド型の組織の重要性
    • 部下の長期的な成長を見据えたフィードバック
    • 責任の所在は誰に?
    • 『この人について行きたい』的な動機付けは良くない
    • 組織の利益=個人の利益
    • 成果主義、そして成果を重要視する評価体制
    • 部下の自立・成長が大事
  • 効果的な指導法
    • 部下を信頼して『待つ』

こんな自分でも「できる…!かも」と思わせてくれる言葉選び

この本を選んだ理由として昨年から2人従業員を雇ったこと。

今までは1人で突っ走っていれば良い個人事業主だったけど、昨年辺りから自分の中で今までと違った仕事のやりにくさみたいなのがありました。この違和感がなんなんだろうと思ってもやもやしてましたがこの本を読んで少しわかった気がします。

プレイヤーからマネージャーになった人(ほとんどの場合そのパターンが多そう)は、多分右も左もわからないマネージャー業務に対して手探りなんだと思います。唯一の道が上司のみ。そのやり方がビタッと合ってたらいいんですが、違う人も中にはいる。そんな中で1つの選択肢としてこの本の内容を実践してみてもいいかもしれません。

あと『自分でもできるかも』と思わせてくれるような言葉選びが多い。具体的な体験談をサクッと紹介してくれてるのでわかりやすい。

もちろんこの本に書かれてあることが全て正解ではないと思うけど、一つの組織としてどう動いて行くべきか、を考える一つのとっかかりになりました。最近管理職になった人やなる予定の人は読んでみてもいいかもしれません。